歯磨きのポイント

「乳歯はどうせ抜けるからむし歯になってもよいのでは?」と思っていないでしょうか?
乳歯の頃から、むし歯にならないよう気を付ける必要があります。
むし歯菌の数は、乳歯にむし歯があると多くなる傾向にあり、永久歯が生えてきても、むし歯菌が感染するリスクが高くなると言われています。

むし歯の予防に効果的なのは、やはり毎日の歯磨きです。
食事をすると歯や歯間に食べかすが残り、そこに細菌が付着することでネバネバした歯垢(プラーク)ができます。
これがむし歯の始まりになりますが、歯磨きをしっかり行うことで、歯垢(プラーク)を除去することができますので、むし歯になるリスクが低くなります。

しかし、歯磨きが不十分で、磨き残しがあると歯垢(プラーク)が歯石に変わります。
歯石は、通常の歯磨きで除去することが難しく、むし歯や歯周病の原因となりますので注意が必要です。

小さい子供の頃からの歯磨き、そして習慣付けがとても大切です。

歯磨きのポイント

歯磨きを行うときは、次のポイントを押さえてください。

ブラッシングの強さ

正しい持ち方で歯ブラシを持ち、軽い力で小刻みに動かしましょう。
強く磨きすぎると歯や歯肉を傷つけますので注意してください。

ブラッシングの角度

子供の歯を磨くときは、歯と歯肉の境目に90度の角度で歯ブラシの毛先をあて、小刻みに動かします。
スクラッピング法と呼ばれる磨き方になります。

ブラッシングの仕方

歯ブラシは小刻みに動かしましょう。
前後に大きく動かしても毛先が歯の間には当たらず、磨き残しの原因となります。

歯ブラシ以外のアイテムも活用しましょう!

歯ブラシだけでは、どうしても磨きにくい場所があります。
特に、生えたての奥歯の永久歯は、歯ブラシが当たりにくい場所で、むし歯になりやすい歯です。
乳歯はもちろん、せっかく生えた永久歯をちゃんと守れるように、歯ブラシでは磨きにくい場所については、デンタルフロスやシングルタフトブラシをご活用ください。

デンタルフロス

歯ブラシでは届かない歯間のお掃除は、デンタルフロスを使用しましょう。
デンタルフロスは、細い繊維の束で、歯と歯の間がきつくても挿入は可能です。

シングルタフトブラシ

歯ブラシが届きにくい部分は、歯垢(プラーク)が残りやすく、むし歯や歯周炎の原因となります。
そのような部分には、シングルタフトブラシを使用して、ブラッシングを行いましょう。

乳幼児の歯磨き

乳児を育てるうえで、歯磨きはいつ頃から行えばよいのだろう?と悩まれる方もいらっしゃると思います。
もちろん、成長に応じて歯のケアや使用するアイテムも使い分けていく必要がありますので、次の内容をご参考にして頂ければと思います。

生え始め(6ヶ月ごろ)

乳歯の多くは下の前歯から生えてきます。前歯しか生えていない時期は、慌てて歯ブラシで磨く必要はありません。
離乳食が始まると歯に汚れが付着しますので、ガーゼでふき取ってあげてください。

赤ちゃん用おもちゃ型歯ブラシもありますよ♪
色々なものを口に入れたがる時期ですので、歯固めも兼ね、ブラシが少し付いているようなおもちゃを与えるのも良いかもしれませんね♪
遊びながら、歯ブラシの感覚に慣れさせましょう!

7~8ヶ月ごろ

前歯が上下ともに2~3本程度生えてくる時期です。
乳児用の歯ブラシは飲み込み防止に安全プレートがついていたり、柔らかい素材が使われたりと工夫されているものが多いので、歯磨きの習慣づけのためにも乳幼児歯ブラシを使いましょう。
前歯しか生えていない時期は、仕上げ磨きを頑張ってする必要はないかと思いますので、ふき取り仕上げ程度で汚れを拭きとってあげてください。

子供が歯ブラシを口にくわえたまま、立ち歩かないよう常に注意してください。
転倒したときに、大変な事故につながる危険があります。

11ヶ月ごろ

上下に4本ずつ前歯が生えそろう頃で、積極的に「噛む」ことをさせたい時期でもあります。
そのため、噛んでも劣化が少なく、子供の歯にも優しいゴム製の歯ブラシがお勧めです。
仕上げも、まだふき取り仕上げでよいと思いますが、前歯もある程度並んで生えているのであれば、仕上げ磨きを開始してもよいかもしれません♪

歯固めとしても利用でき、歯が生えそろってきたら歯ブラシとしても使用することができるのでお勧めです♪

1歳半ごろ

この時期になると犬歯や第一乳臼歯が生えてきますので、前歯だけではなく奥の歯もしっかり磨く必要があります。
しかし、まだ子供はしっかり歯磨きをすることはできませんので、食べたら磨くという習慣づけにポイントをおいてください。
使う歯ブラシも、キャラクターものや可愛いデザインのものだと子供は喜びますが、ハンドル部分が太いほうが子供の手でしっかり握れますのでお勧めとなります。
親や兄弟、姉妹がいればマネして行動しますので、一緒に歯磨きすることも有効です。

本サイトの動画に「まねっこはみがき」もありますので、是非ご活用ください♪

3~6歳ごろ

歯ブラシによっては、歯磨きをする時や仕上げ磨きのときに痛がったりして、歯磨きを拒絶したりします。
この時期にお勧めの歯ブラシは、次のとおりとなります。

毛先の加工

歯と歯茎を傷つけないように先端が丸く加工されているラウンド加工がお勧めです。
パッケージにその表示がありますので、確認して購入してください。

毛の材質

一般的にはナイロン素材が多いですが、耐久性が高い材質としてはPBT素材がお勧めです。
ポリエチレンテレフタートや飽和ポリエステル樹脂とも表記されます。

毛のカット

刷毛部分のカットが平らなストレートカットが、子供にはお勧めです。
山切りなど工夫されているカットは、特定部分にフィットしやすい利点もありますが、歯に当たりにくい部分も出てきて、磨き残しが多くなる傾向にあります。

毛の硬さ

幼児の歯は傷つきやすいため、柔らかいものがお勧めです。
幼児の歯ブラシは毛先も短いため、柔らかい素材でも、ある程度のコシはあります。
しかし歯ブラシの先端が細い場合は、毛の弾力も弱まり、硬い歯垢が落としにくくなりますので、注意が必要です。

この時期の歯ブラシは安全プレートがない歯ブラシとなりますので、予測できない事故につながる場合もあります。
歯磨きを行っているときは、放置せず、必ず親がそばにいるようにしてください。
事故防止用として、こんな歯ブラシもあるみたいですよ♪

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